曹洞宗長榮山 全超寺

「花まつり」

2026.04.01 お知らせ

4月8日は、お釈迦様の誕生をお祝いする「花まつり」の日です。お釈迦様は、今からおよそ2500年前、現在のインド国境に近いネパールの地、ルンビニ園で、シャカ族の王子としてお生まれになりました。幼名は「ゴータマ・シッダールタ」と名付けられました。一般的に「お釈迦様」や「釈尊」と呼ばれますが、これは「シャカ族の尊い方」という意味を表す尊称です。伝説では、お生まれになってすぐに七歩進み、右手で天を、左手で地を指差し「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」と宣言されたといわれています。この言葉は「人は誰もが、かけがえのない命を生きている」という、仏教のもつ人間尊重の精神を端的にあらわしています。またこの時に、お釈迦様の誕生を祝った竜王が甘露の雨を降らせたとも伝えられています。「花まつり」は、多くの仏教寺院や仏教系の幼稚園、学校などで、広く行われ、ルンビニ園の誕生の様子を表した「花御堂(はなみどう)」を飾り、その中央には天地を指差した誕生のお姿をした仏像を安置し、甘露の雨を摸した甘茶をかけ、華やかにお祝いされます。私達は皆、お釈迦様と同じように、誰にもかわることの出来ない、かけがえのない命を生きています。4月8日は、お釈迦様の誕生をお祝いすると同時に、それぞれの「かけがえのない命の尊さ」に眼を向け、正しく生きることをお誓いする日にしたいものです。